新しい試みー本を作る

 ひょんな出会いから

少し前の話。7月にあるところで講演をしました。

参加者のお一人に出版社の方がいました。

講演後、本を作りたいです、とお申し出を受けました。

これまで単著はありません。博論も出版できずじまいでした。少し前から、これまで講演や講義してきた内容を文章にまとめたいと思っていたところだったので、ぜひ、と即答しました。

講演の翌週、さっそく出版社「金木犀舎」の方に会いにいきました。

東京で長らく仕事をされた経験から、出身地にもすばらしい書き手がいるはず、地元から出版文化を育てたいという思いから、地元にUターンされてきたとか。これまで手掛けられた本の体裁もとても素敵。学術書から一般向けの書籍までありますが、どれも思わず手に取りたいと思わせるものです。

よく話を伺うと、私と同じくらいの世代。なんだか意気投合した感じです。

話し合いの結果、2冊本を出すことにしたのですが、一緒につくろうとなったのが2冊目のアイディア。移民女性のオーラルヒストリーをまとめたいと兼ねてから温めていた案を、彼女に伝えると、ぜひ作りましょうと。こんなにわくわくした思いは久しぶりです。

誰に話を聞かせてもらう?日本語でする?どうまとめる?商業的にうまくいかせるには?いろいろ考えなければいけないことがありますが、なにがともあれ、これを人に伝えたい、読んでほしい、と思える内容のもの、手に取りたいと思ってもらえるものを、作ろうと思います。

人生折り返しになってきましたが、まだまだ頑張ろう思います。


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