4月の読書〜行動経済学へ

4月がそろそろ終ろうとしています。
3ヶ月前、こんな状況になるとは思っていませんでした。
これまでと違った社会の様相が広がっていて、ある種の災害のように、直面しながらただただ呆然としてしまいました。

仕事、活動の合間に読書を続けています。

4月最初の本は久しぶりの岸本さん。

岸本佐和子『ひみつのしつもん』筑摩書房、2019年。
エッセイというか物語というかショートショートみたいな。
岸本派を結成したいくらい好き。

社会の課題を考えるとき、「正しいこと」を唱えるだけでは、理解をしても行動が伴わない、ということを常日頃考えていました。
なにを縁に考えてみるか。行動経済学の知見を引いて、考えてみようと思い立ちました。

初心者として、まず取り上げたのは
大竹文雄『行動経済学の使い方』岩波新書、2019年。
主な理論を整理してくれ、具体的にどのような場面で使えるのかを解説してくれている。
この本を皮切りに、次はこれ

イリス・ボネット『ワークデザイン 行動経済学でジェンダー格差を克服する』NTT出版、2018年
主に職場、教育機関でのジェンダー平等をどのように実現できるのか、行動経済学の理論で具体的に紹介してくれている。これを読んで思ったのは、あの合衆国でさえこれほどの研究がジェンダー平等問題について進んでいるのか、と愕然としこと。日本は後進国だ。

引き続き行動経済学の本も取り上げていきたい
15冊まできました。

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