新年スタートは、内田洋子さんのエッセイ


イタリアンが食べたくなるエッセイ

2020年1冊目はこれ。

内田洋子『皿の中に、イタリア』講談社文庫、2016














このタイトル、シャレかと思った。
皿の中に、居た、リア。わはは。

この人の本は、本好きな知人に勧められて初めて手にとった。
これまで知らなかったのがとてももったいない。全本読みたいと思った。
それくらい、私好みの言葉選びと文章、テーマ。

奥付を見ると、私より10歳ほど年上。どんな人なんだろうか?
想像してみる。
日に焼けているがツヤツヤとした肌、キリッとショートカットにした髪にきっと小さなピアス。サングラスが似合うんだろうなあ。
本職はジャーナリストだそう。

エッセイ賞を取ったこともあるそうで、なるほどそうだろうと頷く。
こんな切れのいい、クールで暖かな文章を私も書きたいと思う。

今年の1年にふさわしい1冊でした。

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