エッセイ書と学術書と、、で4〜7冊目

内田洋子さんにハマってる

今月の4〜6冊目。
4、5冊目は、もちろん内田洋子さんのもの。
装丁のイラストが可愛い
アートな表紙が印象的

内田洋子『十二章のイタリア』東京創元社、2017年
同上『カテリーナの旅支度』集英社、2013年
内田さんですもの、面白いに決まっている。
カテリーナ、の方の裏表紙には、作者の内田さんの写真が。よく日に焼けていて丸くて人懐っこいお顔でいらっしゃる。
イタリアの海上で6年も生活していた、というんだからタフなお方です。

この調子で内田洋子さんの本を読んでいたら、そのうち私もイタリアに移住してまいそう。。。笑




日本社会のなぜ?を紐解く1冊


6冊目は
かねてより読んでいた、小熊さんの。

小熊英二『日本社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学』講談社現代新書、2019年
学術書ですが、一般の人にも読みやすいようにと執筆されたそうです。601頁からなるので分厚いため、片手でめくりにくい→電車で立って読みにくい、のですが、面白かった。
一気に読めます。
主に雇用の視点から日本の社会のふわっとした慣習はいったいどうやって形成されたのか、を様々な資料や文献から整理されている。そうだろうなあ、と思っていたことを論拠をたてて書かれているので腹に落ちやすい。
大学教育・制度や、正規・非正規雇用、地方・都市、などなどの中で、三階層や二分化された社会がなぜ維持されてきたのか、他国とどのように似ており、異なっているのかよくわかる。わたしたちの社会はどのようにあるべきか、を考える前に誰もが読んで欲しい本。

7冊目は
『居眠り磐音』21巻です。これを読むと気分はすっかり磐音です。

コメント