ジュリー・オオツカ『屋根裏の仏さま』新潮社、2016年
私のお気に入り、新潮社のクレストシリーズから1冊。日系3世の著者が、米国にやってきた写真花嫁たちから取材を重ねて、編み上げた物語。
文章のリズムも、物語の重ねかたも素晴らしい。
一気に引き込まれてしまった。日本人移民の歴史で、隙間から溢れ落ちそうな女性たちの人生の物語。すごい想像力を掻き立てられる。
おすすめ度 ★★★★
彭 見明『山の郵便配達』集英社、2001年
この著者、俳優などを経て作家になったとか。そのせいか、なんだか動きに力強さと繊細さがある作品が多い。
そして、壮大な自然。海、山も登場するが眼に浮かぶようなシーンがたくさんある。
どれも素晴らしい作品だと思う。
中でも、タイトル作品は映画化もされたそう。機会があれば見てみたい。
おすすめ度 ★★★★
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