9月の読書〜41、42冊目「少女と少年の小説」

9月の初旬、東京出張の際に買った本。

ライトノベル的時代小説の澪つくしシリーズの番外編。
高田郁『花だより』ハルキ文庫、2018年。
帰りの新幹線で一気読み。
ストレートで優しいタッチ、時にこんな少女漫画みたいな作品を手に取りたくなります。

そして、次は青年小説。
塩田武士『拳に聞け!』双葉社、2015年
塩田さんの作品は以前に『罪の声』を読みました。
ちょっとしたコメディの要素も加わりつつ、読みやすい文体が好感度高いです。
さてこれはボクシングとお笑い芸人の世界をクロスオーバーさせたものといっていいでしょうか。
ボクシングの世界の裏がどうなっているのか、なるほどよくわかりました。
興行(つまりマッチメイク)も大変で、単なるボクシングの技量だけの話じゃないんだと理解できた。
最近のスポーツ界のあれこれも、金や権力などが絡んで、支配と被支配の関係性とあいまってなかなか厳しいよう。


コメント