もしかしたら消えゆくかもしれない無料公衆浴場を制覇する 第2弾 砂湯編

7月に第1弾満願寺温泉24時間弾丸ツアー を決行した。
8月の第2弾は岡山県真庭市の砂湯温泉。
深夜3時、友人Iさんが演奏の仕事を終えて私をピックアップ。
たつのICから中国道を通って朝6時ごろには真庭市に到着。
すでに温泉には10名以上の先客があった。1人を除いて全員男性。
1人の女性は家族づれのお母さんらしい。
温泉場に足を踏み入れると、おじさんたちの視線が一斉にこちらを向いている。(ような気がした)
脱衣所は男女別の小屋になっていて隠れて着替えができるようになっている。
友人Iさんは上下着衣。私はなにも準備してこなかったので、Iさんに大きめのバスタオルを借りて巻くことになった。
いくつかの湯に分かれているが、中でも大きな岩で体が隠れてしまうようなところを選んで、入る。
できるだけ堂々と入る。
裸のおじさんがタオルで隠すことなく平然とその辺をうろうろしている。
注意書きには、下半身は隠してはいるように、写真を撮るななど厳しく書かれていたが、なんのその。おじさんたちは平気だ。

中でも仰天したことがあった。友人Iさんは通りかかった、というよりなんどもその辺を(意味あるのか不明だが)往復していた真っ裸の小太り)おじさんに、温泉を背景に写真を撮りたいのでシャッターを押してください、と頼まれた。友人は顔を引きつらせながらも、撮ってやった。
あまりに強烈な事実に直面したとき、平静を装ってしまう、という人間の性を目の当たりにした。

お湯はとろんとしたアルカリ性でお肌に柔らかな感じである。温度もちょうどよく少し長めに入ってもきつくない。
30分ほどおしゃべりしながらゆったりお湯を楽しんだ。

上がったあと、帰り道に湯郷温泉できちんと汗を流して洗ったあと、昼食をとってあとはひたすら下道を帰ってきた。ほとんど睡眠をとっていないIさんと交代しながら、HiJETでのんびり田舎道を走る。緑の重なる山々と清流の川沿いをゆったりドライブを楽しみ帰ってきた。帰宅午後3時。
行きの高速料金とガソリン代で一人2000円あまり。
今回は12時間の弾丸ツアーとなった。

お次はどこのお湯を攻めようか。

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