7月の読書〜37冊目「居場所のない男・・・」

そういえば7月は読書記録を書き忘れている。


7月は迷走した。


妹から譲り受けた本を全て読んでしまったので、手元に新しい本がない。
しかたなく書棚のカラマーゾフを手に取ったり、村上春樹のエッセイ本をパラパラしてみたりしたのだが、どちらも再読なので、あまり読む気がせず。

活字がない!落ち着かないことこの上ない。
仕方なく、仕事場近くにある男女共同参画センターの書棚にある本を漁ることにした。

少し学術寄りの本を久しぶりに手に取る。
37冊目

水無田 気流 『「居場所」のない男、「時間」がない女』日本経済新聞社、2015年


この著者、メディアにしばしば登場するのだが、このペンネームの読み方が未だわからない。社会学者さんである。

中身はタイトルそのまんま。だいたい知ってる範囲のことで、私も講義でよく使うデータが論拠として使われている。この著者は女性、母としての実体験からもリアリティがよく伝わる。話のテンポもよく、適度に笑いがあって一般にも読みやすい。
指摘はまさにその通りだが、ではどう変革するのか。この著者の夫さんとの関係があまり書かれていないのだが、その辺りの話を聞いてみたい気がした。

以上7月の実績は1冊でした。


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