【読書】ファンタジー多めの3月


ずらっと9冊
快調に読書進んでます。
10冊目から15冊目までファンタジーでした。

上橋菜穂子『精霊の守り人』新潮文庫
〃『闇の守り人』〃
〃『虚空の旅人』〃
〃『夢の守り人』〃
〃『神の守り人ー上』〃
〃『神の守り人ー下』〃

児童文学の枠を超えてます。
上橋さんは文化人類学の研究者。その知見が隅々まで生かされていて、全く違う世界でありながら、パラレルな世界を手に取るように見せてくれました。

ここで少し上橋作品を離れて、友人が貸してくれた西加奈子を手に取りました。

16冊目から18冊目までは西加奈子作品。
西加奈子『通天閣』ちくま文庫、2009年
町工場で働く、世の中を冷めた目で眺める中年男性と、男にすがって夜の街で働く女性、通天閣の足元で細やかな幸せを求める人々の息遣いが聞こえる。

〃『漁港の肉子ちゃん』幻冬社、2011年
西加奈子の小説には時々とても太った人が出てくる。いわゆる世間的には美人に入らない主人公の女性。彼女の徹底した天使のような思いやりと優しさに涙がでる。西加奈子の小説で1冊おすすめするならこれ。

〃『さくら』小学館、2007年
恵まれていると外面的に思われた家族の物語。主人公の語りがまさに西加奈子の文章。
さくら、とは家族に飼われているわんこ。

3月もいい読書を重ねることができました。
妹がくれた本、まだまだ在庫あり。幸せです。



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