【読書】快調なペースで2月の読書

妹さまがどっさり送ってくれた本にまみれて、幸せな1ヶ月でした。

まず手に取ったのはケン・フォレット

2018年
4冊目
ケン・フォレット『大聖堂(上)』ソフトバンク文庫、2005年
5冊目
同上『大聖堂(中)』ソフトバンク文庫、2005年
6冊目
同上『大聖堂(下)』ソフトバンク文庫、2005年

大聖堂を建築したいという男の物語を軸に、愛や親子の絆を絡めた壮大な物語。
圧倒的なのは大聖堂の建築方法。細部に渡り詳述され、小説の域を超えている。作家とはこんなに精緻に調べ上げて執筆するのだと思うと、めまいがしそうなぐらい。
中世イギリスの聖と俗について知れるのもよい。

お次は西加奈子の作品。
7冊目
西加奈子『サラバ(上)』小学館、2017年
8冊目
同上『サラバ(中)』小学館、2017年
9冊目
同上『サラバ(下)』小学館、2017年
初めて手に取った作家さんのもの。
最初の方は、なんだか青臭さの感じる青年小説っぽかったけれど、スケールがどんどん広がり、ダイナミックな構造と舞台性に圧倒された。
単なる大衆的な小説を超えた人物像の描き方が素晴らしかった。主人公になったり、その彼女になったり、大嫌いな姉になったり。様々な視点で楽しめる本。

10冊目に取り掛かったところで、2月終了。
今は、上橋菜穂子の『精霊の守り人』を読んでいます。

状況的には辛い2月、だったと思うけれど、本があったおかげでどれほど救われたか。
本当にありがとう。

コメント