【仕事】選挙と自治

10月14日、21日と2回連続ものの講座をし、無事終了しました。
参加者人数はスタッフ入れても10人以下と寂しかったのですが、内容は充実していたし、参加してくださった一般の市民の方もよかった、考えるきっかけになったと良い反応で、企画した者として胸をなでおろしました。

「もっと身近に!私たちの議会を学ぼう市民講座」
1日目は同志社大学 新川達郎教授を講師に、2日目は芦屋市議会事務局長にそれぞれお話いただきました。

講座のテーマは、日本人の苦手な政治、議会のこと。
大好きな人は血湧き肉躍るのかもしれませんが(多分選挙大好きな政治家)一般市民にとってはまだまだ、なんだかなあと無関心半分、わからなさ半分といったところでしょうか。
とっつきにくいし、ハードル高いし、休みの日にわざわざ出てくる気になるかな、でも大事なテーマ、学びたいという人もいるかもとわずかな望みをかけて、できるだけ優しい切り口で、と思ったのですが、反応はやはり鈍かった。
土地柄というのもあるかもしれません。とりあえず「大きな問題」はない(ように見える)。だけれど、このまま街のサービスを行政が支え続けることはできないんだよ、ということに気づき、仕組みを変革していかないと。あれ?みたいな制度ができてたり、知らなかったよ、という仕組みがまかり通ってたりします。
議員は口利きが仕事ではありません。市民の声を代弁し、議会という場で議論し、ええ塩梅で社会の約束事を決めていく、という仕事です。もちろん議員だけでは、住民自治は十分ではありません。市長(行政執行の責任者)も有権者が直接選択します。議会への請願や陳情、住民投票という形でも働きかけることが可能です。

横並び、文句いうのは恥ずかしい、みんなと一緒で、なんて風潮がまかり通る。自分の違和感、疑問、生きづらさ、自分がおかしいのでは、我慢しなくちゃ、ばかりになってしまうのはおかしい。多様性と包摂、寛容性。そんなものが生かされる自治、議会であってほしいと思います。そのためには、市民、有権者の意識、感度が重要なんだと思います。
めんどくさいけれど、めんどくさいことをひきうけようよ。
来年度ももう少し工夫して企画を考えたいと思います。

おりしも本日、2017年10月22日は衆議院議員総選挙です。

講座の様子


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