【仕事】機構の設立。新たな船出に

2月26日 故人がずっと温めてきた構想が1歩を踏み出した。
彼女の遺志を継いだ仲間とともに「多文化社会専門職機構」をようやく設立したのである。
私も設立発起人として参画し、総会、理事会を経て、監事を担うことになった。
まだ生まれたての組織で、これから詰めていく部分も大きいけれど、設立準備委員会で日夜動いてくれた実働のメンバーたちの尽力が素晴らしかった。

明治学院大学でのフォーラムには全国から100名以上が集まり、鼎談、ワールドカフェと行った。
この業界ですでに長い経歴を持つ人や著名な人、新しい人などが集まり、この機構への期待が高まっていると感じた。

鼎談では、設立への思いを語るというテーマで、代表理事らが構想の背景と個人としての問題意識を語った。大学教員、精神科医、などそれぞれの立場の実践、そして故人との関係から人となりが浮かびあがる暖かいトークセッションであった。
ワールドカフェでは会場が固定机で動きづらい状況だったにもかかわらず、参加者たちがそれぞれの思いやこれからのビジョンについて議論しあった。

鼎談で登壇したY氏は、多文化共生は、人と人との間と人の中にある、という言葉を紹介してくれたが、まさに今日の会は参加者それぞれがこのことを感じたと思う。

認定の仕組みづくり、実際的な問題は山積み。
これからが勝負といえる。財源の問題、体制の問題を鑑みながらも思いをベースにした私たちなりの、内実ある機構として育てていこうと思う。

懇親会では故人の思い出も語りあった。素晴らしい行動力と人を見極める洞察力、これはと思った人物を一本釣する押しの強さ。彼女の無二の人物像が改めて浮かび上がった。

多くの仲間、ビジョンを共有する人々との出会いは本当に私の財産。
天国のSさん、どうか見守っていてください。

会場の明治学院大学





コメント

  1. 多文化社会専門職機構facebookのサイトで近況がアップデートされています。https://www.facebook.com/TaSSK2017/

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