【徒然】永遠のお別れしてきました

できるだけコンパクトに
昼間はだいぶ日差しに暖かさを感じるようになりましたが、夜はやっぱり冷えています。

金曜日22時少し前。駅前の夜行バス乗り場では若いカップルが手を繋ぎ寄り添いながら別れがたそうにしている。男性が女性の荷物をバスのトランクに預け入れ半券を彼女に渡す。かわいいカップル。いつまでも仲良くね、なんてね。微笑ましくて、でも私にはちょっぴり羨ましい光景。


もともと、この上京は多文化社会専門職機構の設立総会とそのフォーラムのためでしたが、その主たるリーダーだった恩人Sさんの死去に伴う告別式参列のため、なんとか休みを取って、予定より1日早く東京に入りました。

Sさんとは出会って10年以上、この世界で仕事をしていこうと私に意欲を掻き立ててくれた人でした。いいポジションに引き上げようと目をかけてもいただきました。でも私自身力不足のところがあり、期待に叶えなかったこともありました。さまざまなプロジェクトにともに関わることができ、その中で彼女にいつも触発されていました。一緒にいろんなところにも行きました。
一昨年誘っていただいたプロジェクトの企画がありましたが、、、夢になりましたね。結局、佐賀県の調査と施策提言のプロジェクトが最後になりました。

彼女の熱意と戦略で鉄壁の牙城を崩していく強靭な精神と、柔軟な行動力、感服するばかりでした。一生忘れられない人でありかつ恩人。つねに私を奮い立たせてくれました。
プロとはなにか?徹底してプロフェッショナリズムを追求した方でした。私にプロとしての矜持、姿勢を叩き込んでくれました。プロとして立つには10年はかかる、というのが持論でした。私も10年以上経ちましたよ、Sさん。私ももうプロと言っていいですか?
棺の中で小さくなった故人を見て、思わずこらえていた涙が出てきました。彼女の想いを繋げるために、とずっと堪えていたのに。
でももうけじめをつけようと思います。もう1ステップ前へ進むために。

告別式後、式場で声をかけてくださった女性が車で駅まで送ってくださると親切にもお申し出くださいました。近所で親しくされていた方だそうです。駅までの20分ほどの間でしたが、故人の思い出を語り合いました。多文化社会の問題についても語り、熱心に聞いてくださいました。降り際、握手をし、ご縁に感謝してお別れしました。これも故人がつないでくれたもの。優しい方に出会えて、つんと鼻の奥がしました。

何度も通った東外大への乗り換え駅、武蔵境。もう来ることはないかも知れません。
なんだか離れ難くて駅の周辺を歩き回っていました。ふと目についたラーメン屋さんの暖簾をくぐってラーメンを注文。
そういえば先日食べたお店と同じチェーン店だ。しかもおんなじメニューを注文してた。なんだか可笑しくなりました。

安らかに眠られますように。。ありがとうございました。さようなら。

巨大サービスエリア「海老名SA」

スタバの朝ごはん

2杯目と同じ横浜家系






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