【仕事】「面白い」のと「面白がる」は違う

「面白い」はinteresting もしくはfun、「面白がる」はenjoyと訳せるだろう。
前者は受動的で、後者は能動的、主体的。
形容詞か動詞かの違いで、似た言葉でも随分違う。

今注目の「尼崎ENGAWA計画」代表藤本遼さんの話を聞いてきました。
社会福祉法人あしや喜楽苑さんの職員研修を兼ねた講座でしたが、参加者同士が対話しながらのざっくばらんな会。私もなるほどというヒントをたくさん得ました。
藤本さんは20歳代半ばですが、フレッシュな感性と老成的な洞察、生き方と活動の筋をスッキリ通っていて、話を聞いていてとても気持ちがよかった。

いろんなイベントを企画したり、プロジェクトを動かしたり、場を作ったり、それが参加者を主体的にする仕掛けが自然に織り込まれているのが藤本さんらしさ。
面白い仕事を誰かに与えてもらうのを待つのではなく、あれこれと試行錯誤して、時にしんどいことも乗り越えながら、それでもその面白い部分をぐっと浮かび上がらせて「面白がる」。そこにまた人々が興味を持って集まってくる、そんな循環ができています。

尼崎だけではなく、どんな地域でも取り入れられそうです。
久しぶりにインスパイアされるお話でした。

実は、自分の力が認められていないのではと、ちょっと凹むことがありましたが、それは天狗になりそうだった自分への戒めと受け止め、謙虚な気分に。すっきりしました。

帰り道、芦屋の浜から六甲山脈を見上げるとキラキラと夜景が浮かんでました。



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