【仕事】協働をテーマに行政職員向け講演とワークショップ

某A市で職員研修の講義をしてきました。

テーマは「協働」。協働が行政の遡上に上がってからもうかれこれ10年以上。
今更感があるのですが、それでもまったく知らない職員もいてそれもまたびっくり。

講義前にボランティア・NPO経験があるかどうか尋ねてみたら、28名中なんと1名。割合でいうと3%程度か。一般には3割程度は経験あるという統計があるので、極めて低いと言わざるを得ないでしょう。公益的な職業を選択するかどうかと、社会貢献に関心があるかとはまったく別物という実態が垣間見えました。

比較的若手が多いようなので講義はトップギアでテンポよく。
なぜ協働なのか、協働のポイントなどをざっと1時間レクチャー。丁寧に他地域の事例なども紹介して網羅的に概要を解説。そのあと事例発表のラウンドテーブルを実施。職員の力量アップにはラウンドテーブルがとても重要と実感しているので、この手法だけでも持って帰ってほしいと思いました。実践の業務で生かしてもらえるといいのですが。

そもそも協働が推進計画に謳われているにもかかわらず、その仕組みがまったくない!という点が実は問題なのです。協働を進める仕組み。入り口から出口までのことですが、まったく機能するように設計されていないのです。研修講師依頼をしてくれた人事課職員さんは理解してくれているのかしら。

研修は合計3時間。立ちっぱなしでレクチャーとワークショップで足の疲労が激しかったこともあり、帰宅の列車では爆睡でした。

ともあれ、今年最初の仕事の(小さな)山を乗り越えました。
次は来月半ばにある大阪の某社会福祉協議会からの依頼による講演です。なんとテーマはコミュニケーション。さてどうしたものか。

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