【NPO】スタッフの力

1月3日スタッフMさん宅の新年会
多くの小規模なNPOは、ボランティアや会員、寄付者など多くの支援者の力を合わせて活動している。私が代表を務める、特定非営利活動法人アジア女性自立プロジェクトも例外ではない。年間予算が500〜1000万円程度で、3人の有給スタッフが週2日で仕事を共有し10名弱のボランティアが事務方を支えている。

設立して20年、私が代表を引き受けて2年あまり。社会の情勢は変わり、NPOも社会的認知が高まったものの、まだまだ社会へのインパクトは小さい。

他の仕事や活動と掛け持ちしながら、AWEPの活動に関わってくれる。
なんのために?
私たちの目指したい社会を創るために。私自身の人生を生き切るために。

そんな思いをひしひしと感じる。

私は代表だけれど、なにも指示しない。状況を整理する。漏れが発生しそうだったら、カバーする。もっとも力を発揮しやすいように環境をつくる。

新年そうそう、ちょっとした問題が発生した。そんな中、自分がどう動くべきか、さっと察知してどんどん動いていった。SNSを通じて適時に相談をしあいながら、進めていく。

メンバーは年齢も人生の環境も、全然違う。だけれど思いが一致したときの、なんとも言えない感覚。これはNPOの醍醐味だと思う。

NPOで仕事をすることは、経済的には厳しい。
人生の選択肢として、どうかと言われると誰にでも勧めることはできない。

だけれど、自分の人生を生き切る。社会の中で、自分の立ち位置を巡らしながら、役割を果たしていきたい。そんな人には、一つの生き方としてありだと思う。

こうした多くのスタッフやボランティア、支援者の思いや力を感じることがとても嬉しい。

AWEP: Asian Women's Empowerment Project
http://tcc117.jp/awep/

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