【筋トレ】ストッパーを外す

小さいころ運動は苦手。
逆上がりもクラスの中で最後までできなかった1人だったし、走っても遅かった。
跳び箱も怖くて跳べなかったし、ダンスも苦手だった。
体育科目は小学校の時、5段階評価で2をもらったこともある。

小学5年生のとき、体育専門の教員が赴任してきた。体育強化校だかに指定されたらしい。鬼のような教員で、太鼓とバチを常に持って、走れー、なにやっとんじゃー、と鬼の形相で児童を怒鳴りつけていた。今の時代だと問題教師になったにちがいない。
バチは太鼓だけではなく、児童のお尻もぶっ叩いた。

好きな先生ではなかったが、跳べ!、と言われた時、思い切って踏み台を蹴ったら、どんどん高い段も飛べるようになっていって、ついにはクラスでも女子では1、2を争うほど高く跳べるようになった。

中学校では体育会系の部活に入ったこともあり、運動能力が向上し続けた。
マラソン大会では270人中、10番台ぐらいにまで食い込んだ。(その時の記録用紙は10年以上も引き出しに大切にとっておいた。)
投げる、跳ぶ、走る、すべて得意になっていた。
体育は得意科目になっていた。
高校、体育会系には結局入らなかったが、運動能力は向上し続け、陸上部からスカウトされるほどになった。(体育会系の意味不明な上下関係に辟易していて結局は入らなかったけれど)高校の進路指導では、体育大学を勧められたほどになった。(私は法学部志望だった。)

私は運動が苦手だったのではなく、自分は無理だという思い込みがストッパーになって体が動かなくなっていたのだと思う。
人間の能力は無限。ストッパーを外すのは自分の観念。

運動だけでなく、チャレンジする精神も同じ。私は無理、そんな諦めが自分の能力発展に障害になる。

そう自分で悟ったとき(誰からもそれは教えられなかった)、他のこと、例えば学習など、にも当てはめて考えられるようになった。ほとんどの場合は、思ったほど成功しないのだけれど、諦めない気持ちが育ってきた。

今は、スポーツらしいスポーツはせず、筋トレだけだけれど、心を支える力になっている。心が崩れそうになるとき、イライラ、モヤモヤしたとき、パワー落ちそうになったとき、ジムに行って、全身筋トレでパンパンになってくることにしている。スカッと晴れて、悩みが小さいものに思えてくるから。

もっとできる。きっとうまくいく。そんな自信の支えには、体力がとても重要なのです。

昨日のトレーニングの記録。

いつも一人でトレーニングしているので、ベンチプレスで重い重量は怖い。
だから20キロからスタートして、安全圏の30キロで止めていた。けれども昨日は試しに30キロからスタートして、35キロまで上げてみた。初めての重量。だけど意外に軽く感じた。きっと、ストッパーがここにあったのだ。ぼんやりと描いていた目標の40キロ、もしかすると2017年に達成できるかもしれない。



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