【徒然】60年間お疲れ様でした

2016年12月をもって、父が60年間の会社勤めにピリオドを打ちました。
15歳で夜間高校に通いながら、パン屋「ドンク」に勤めはじめ、すぐに転職して神戸製鋼所へ。そこから75歳まで一貫して神戸製鋼とその系列会社を勤めきりました。

鉄鋼不況のときは、部下の解雇や転籍を悩みに悩んで苦渋の判断をしなければならなかったり、組合活動に奔走したり、酔っ払いの車に真夜中、はねられ大怪我をしたり。その副次的産物であることがバレて母をカンカンに怒らせて、宝石をプレゼントしてお詫びする羽目になったり。。定年後の会社がひどい会社だったり、再び、重機の教習所の教官としてコベルコに復帰したり。自身の母(私の祖母)を安らかに送り、弟二人を残念な形で失い。。いろいろありましたね。
自社を愛してやまなかった父ですが、ようやくユニフォームを脱ぎました。
お疲れ様でした。
おかげで私は帰ることのできる住まいと衣服と食事と学業を得ることができました。

多少のことは目をつむります。元気でいてくれればそれでいいです。


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